職場に流れる音の効果
こんにちは、今週担当の三谷です。
事務所のある鈴鹿市では徐々に気温が下がり秋の装いが漂い始めています。
街に出ても秋・冬の洋服やハロウィンに因んだ出し物などよく目にしますが、飲食店やサービス業の店舗などで流れているBGMからも秋を感じることがあります。
このBGMですが、他の会社様のオフィスなどでも有線放送などが流れているのをよく耳にしますが、南部会計事務所ではFM三重のラジオ放送を所内で流しています。
BGMには以下の効果があり、導入されている企業様も多いのではないでしょうか?
◆マスキング効果
これは音が他の音によって妨害され、遮断されるもしくは中和される効果をいいます。
応接室が執務室に隣接している場合、電話応対や社内でも打ち合わせの内容が静かな社内だ
と際立って耳に入ってきますがBGMによって中和される効果があります。
◆感情誘導効果
これは音楽を流すことで無意識に人間の感情に影響をもたらすことです。例えば落ち着いた雰囲気のBGMを流すことでリラックス効果などが期待できます。
飲食店などが主にこの効果を活用して雰囲気づくりをしていることが多く、和食の料亭などで琴などの落ち着いた曲を流すことで和の雰囲気とリラックスした空間づくりを行っている例があります。逆にアップテンポの曲を流すことで明るさや軽快さの効果をもたらすこともできます。
近年では医学的根拠をもとにオフィスで流す音楽を選曲し、音楽によって副交感神経を刺激しストレスホルモンの減少や免疫物質の増加を促すなど新しい試みも行われている企業もあるそうです。
しかしながら、BMGは良い効果の反面、職場のストレスを増加させることにもなりかねません。大きすぎる音や雑音(ノイズ)が混じっているBGMにはストレスの原因ともなり注意が必要です。また、遅いテンポの曲は体感時間まで遅くさせてしまうなどのマイナス面も持っています。
人はリラックスできる音楽を聴くと、脳内のアルファ波が増幅し、ストレスの沈静化や脳の活性化などの効果が得られます。働き方改革で職場の環境や雰囲気に目が向けられている昨今、BGMを効果的に活用して職場の環境づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。